▼本紙前号で、顕正新聞発行人・小沼貴寛による「法論勝利」発表の嘘を指摘したが、顕正会で言う”法論”とやらの実態がよく表われている。次に整理して指摘するが、毎度お決まりのパターンで、つくづく進歩のない輩(やから)、と呆れてしまう

▼第一に「事前の約束を絶対に守らない」こと。事前に約束した人数よりも大勢で押し掛けるのが顕正会の常套(じょうとう)手段で、もはや、話し合いの中味以前の問題である。そもそも正々堂々と法義論争するのに、多人数は必要ない。人数で相手側を威圧しつつ、発言を遮(さえぎ)って大騒ぎし、その場をぶち壊すのが、彼らの手口。これでは開始前にルール違反・敗北決定ではないか

▼第二に「相手側の言うことを全く無視して、勝手に決めつけ進めていく」こと。相手側の質問や追及を一切聞かずに、一方的に全てを決めつけ、進めていくというやり方では、まともな話し合いなどできるはずがない。これが小沼が言う「回答不能にした」という実態である

▼第三に「勝手な思い込みの描写を挿入し、相手側が不利であったかのように脚色する」こと。たとえば、「顔面は瞬(またた)く間に硬直」「肩を落として」「顔を引きつらせ」「悔(くや)しそうに」「顔面蒼白」「スゴスゴと退散」等々、事実と異なる妄想のような表現をしつこく盛り込み、自らの圧勝をアピールする。これは組織構成員を洗脳するのが目的の手法であろうが、それにしても自己分析能力の無さが気持ち悪い

▼最後、第四に「都合の悪い話題には一言も触れようとしない」こと。ニセ本尊疑惑について論義すると約束していながら、小沼は「あとで聞いてやるから待ってろ」と威勢のよいことを言いつつ、顕正会のニセ本尊疑惑について最後まで触れることすらできなかった。これでは実質は大惨敗ではないか。法義上、肝心要(かなめ)のニセ本尊疑惑について、説明もできずに逃げ回っていて、法論勝利などあり得ないことを、いい加減に自覚せよ、と言っておきたい。
(慧妙708号 令和4年7月1日)